「三内丸山遺跡センター」が6日オープン
2019-04-05


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 青森市の国特別史跡・三内丸山遺跡と隣接する縄文時遊館が6日、教育機関「三内丸山遺跡センター」としてオープンする。これに先立って4日、記念式典と関係者向けの内覧会が開かれ、三村申吾知事は「縄文ここにありということを世界に発信できる拠点が完成した。縄文の持つ深み、広さ、素晴らしい価値観を感じてもらいたい」と語り、今後の活用に期待を寄せた。
 同遺跡と縄文時遊館は同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を見据え遺跡の積極的な保存活用の取り組みを進めるために教育機関とすることとし、観覧料を徴収する。
 オープンを記念し、6日には記念講演会を開催するほか、企画展示室では6日から6月9日までオープン記念特別展「縄文の色―縄文人が見せられた魔法の石・黒曜石―」を開催。縄文時代の交易品の代表とされる黒曜石などの出土品約110点を展示し、魅力を知ってもらう狙いだ。

ソース:青森 NEWS WEB
三内丸山遺跡 展示施設を整備
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 青森市の三内丸山遺跡で、6日新たな展示施設が整備されてリニューアルオープンするのを前に、4日、記念の式典が開かれました。

 三内丸山遺跡は、国の重要文化財に指定されている貴重な土器や石器を展示する施設を整備し、この春「三内丸山遺跡センター」として新たにスタートします。
 4日は、青森県の三村知事や県教育委員会の関係者などおよそ40人が出席して記念の式典が開かれ、地元の小中学生と一緒にテープカットを行い6日のオープンを一足早く祝いました。
 このあと、出席者は黒曜石をテーマにした特別展を見学し、北海道の遺跡で出土した黒曜石の矢じりなどを眺めて縄文人の暮らしぶりに思いをはせていました。
 三内丸山遺跡は、これまで入場が無料でしたが、施設の維持管理や遺跡の保存費用を工面するため今月から有料となります。
三内丸山遺跡センターの佐藤英紀所長は「有料化したから入館者が減ったと言われないよう、魅力ある施設づくりやサービスの向上に努めていきたい」と話していました。

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・・・・縄文文化がブームになる。
 愛知県清須市の朝日遺跡も来年は公園化されて再オープンする。こちらは弥生遺跡だが。設楽町のダム工事現場の流域でも縄文遺跡が発掘された。新設楽発見伝を見学に行ったばかりだった。現在は弥冨市の愛知県埋蔵文化財調査センターでイベント開催中である。

 皇紀2679年とも2800年ともいわれるが、朝日遺跡は2400年前なのですっぽりかぶることになる。この時代に日本人が生まれ、日本語が考案されて、日本という国家が誕生した。
 しかし、弥生人が縄文人を征服したということではない。縄文人が弥生人の先進的な知識や技術を受け入れながら、弥生人が同化していったのだろうと考えられている。
 愛知県から北の木曽山脈、飛騨山脈を境に、東日本は縄文文化が色濃く残った。西日本は谷、東日本は沢にほぼ分かれる。言葉も縄文語が基礎になっているとみられる。

 さて青森県の三内丸山遺跡が世界に知られることになった。令和元年にふさわしい。
 東日本は詩歌が発達している。日本語の書き言葉が考案されるまでは人々は歌謡といって同じことばを繰り返して、リフレインで記憶に努めた。口承文芸である。それはアイヌ文学の骨格でもある。
 梅原猛は東北に詩人が多いことを挙げた。石川啄木、宮沢賢治、太宰治、奥の細道、遠野物語の舞台にもなった。奥の細道は俳句文学の古典になった。遠野物語は詩人だった柳田国男が文語体で書いたから名もなき山人の叙事詩に思う。東北には縄文文学の基層がある。

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