南鈴鹿・能登ヶ峰に登る
2014-11-30


11/30(日)は早朝目覚ましがなり、渡邉さんが電気釜にスイッチポン。そのうち寝て居れなくなり、片付けて朝食の準備に取り掛かる。夕べの盛り沢山の料理の残りなどを片付けながら済ます。
 山荘内の掃除清掃整理整頓を全員で行う。
 山荘の前で記念写真を撮影後、仕事でYさんが早立ち、Sさんも帰宅となり、ここでお別れ。残った8名が5台で山行に向かうことに。車は鳥居戸山の駐車場にデポ。3台で鈴鹿スカイラインを走って滋賀県側に行った。大河原で左折。登山口のある黒滝へ向かう。静かな山村でよそ者が珍しいのか、、84歳の媼がしきりに話しかけてきた。
 登山口には看板があり、水路のような谷の橋を渡って、杉の植林の中の道をジグザグしながら登ること1時間30分とはかからず登頂。但し、植林の中の山頂でなにも見えず、すぐに鹿の楽園に向かった。
 鹿の楽園は単に広々とした山上の草原ではなかった。実際の鹿の糞が大量にあって、夜な夜な現れるのだろう。他の笹や草は軒並み食べ尽くされて、アセビの木だけが残っていた。
 ネットで検索すると「馬酔木の名は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という所から付いた名前であるとされる。」だが、鹿も同じことらしい。
 糞が少ない茂みの陰で昼食とした。おにぎりが結構美味い。キウイは自家果樹園で取れたらしい。突然、Kさんの携帯電話で身内の不幸を受信。それを告げて、早急に下山へ行動を開始した。円い丘を一旦登って下ると地形図にも記号のある崖の鞍部に着く。そこから登りかえして稜線通しに歩く。地形図で見る以上に急な尾根を下って登るがアセビの大繁茂地帯にあってP696を確認するのに手間取った。
 わざわざ繁茂する樹林の中を行くので鉈で切り落してあるが、素直に稜線の高いところを歩けば歩けた。P696からの下りでまた登り返したところから踏み跡も目印も不明瞭になってしまった。メンバーが手分けしてルートファインディングした。若干登って、ピークの山腹を巻くようなところに錆びたドラム缶を見つけたのはKUさんだった。ここに田村川に下降するルートの表示があってようやく帰路を見出した。下降中も簡単ではなかった。狭い尾根のかすかな踏み跡と赤テープが頼りで心もとない。それでも何とかタラの滝に着いた。
 デポしてあった車に分乗して登山口に戻った。鳥井戸の駐車場に戻ってそれぞれの車に乗って解散となった。2014の忘年山行は終わった。

国地院の地形図に山名は無い。769.3mの三角点があるだけの山。仙ヶ岳の真西にあって、鈴鹿山脈の稜線から離れているために静かな山域である。
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[山岳会]
[鈴鹿の山とその周辺]

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