スイカの効能
2021-07-05


2日前からスイカを二つに切って二日がかりで食べた。そうしたところ、尿量が増えた。勢いよく排尿して、残尿感がないのは気持ちが良い。そこでスイカの効能を調べた。

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利尿作用にすぐれ腎臓病や高血圧に

暑気払いの代表選手。利尿効果で腎臓病や妊娠時のむくみも解消!
〔栄養成分としての働き〕
 スイカには体の熱を冷ます作用があるので、暑気払いや夏バテ防止に昔から利用されています。その主成分は水分で90%以上を占めます。カリウムなどのミネラルやビタミンB1・B2・Cも含んでいます。
 スイカの特徴でもある赤い色はカロテンによるものです。
 このスイカが利尿作用にすぐれていることは一般的に良く知られていますが、これは豊富な水分に加え体内の余分なナトリウムを排泄するカリウムが多く含まれており、さらに尿を生成するシトルリンとアルギニンというアミノ酸も含むからです。
 利尿作用により膀胱炎や腎炎、ネフローゼ症候群といった腎臓病、高血圧や妊娠時のむくみを取り除きます。
 注意すべき事は冷え性の方は多食を控えましょう。またスイカとてんぷらの食べ合わせが悪いというのは、スイカで体が冷えたところへ油の多い食品をとると消化が悪くなり、下痢などを起こすからです。ただし、これは多食した場合の話で、普通に食べるのであれば問題ありません。

ところが医師の見解は
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 夏になると毎年、腎臓病教室で繰り返される患者さんとの、この会話。原因は、いまだに『スイカは腎臓に良い』という迷信が多くの方々に信じられているからです。
 このため、スイカの季節になると、腎不全の患者さんが『腎臓を良くしよう』と、スイカをたくさん食べられて、高カリウム血症(血の中にカリウムがたくさん貯まった状態)になって、しばしば来院されます。
 高カリウム血症になると、いろいろと悪いことが体に起こります。特に心臓。動悸や脈が飛ぶ事を感じる不整脈だけでなく、心停止を起こして死に至るような恐ろしいケースもあり、とても注意が必要です。

基本的にはスイカを食べないで!
 では、そもそもなぜ『スイカは腎臓に良い』というような話が昔から受け継がれているのでしょうか。想像の域を出ませんが、《腎臓が悪いとむくむ→むくみをとるのに尿をたくさん出す必要がある→尿を出しやすくする(利尿作用を持つ)スイカがよい》、とされたのかもしれません。
 確かに、スイカの 90%近くは水分ですので、これだけでも尿量は増えるでしょう。さらに、スイカにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは、ナトリウム(塩分)と一緒に水分を尿へ捨てやすくするので、さらに尿量を増やすことができるのです。確かに、このようなスイカの利尿作用は、むくみをとって血圧を下げるので腎臓に良いかもしれません。ただし、腎臓が正常に働く元気な状態であればの話です。
 腎臓の力が弱い方、腎不全の方には、スイカの水分とカリウムが逆にアダになります。腎臓の力が落ちているために、水分やカリウムが尿へきちんと排泄できず、むくみや高カリウム血症を引き起こしてしまいます。つまり、スイカが毒になってしまうのです。
 くれぐれも、迷信にとらわれてスイカが腎臓に良いと思わないように、基本的にはなるべくスイカを食べないように、ご注意ください!

となります。

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