北ア・白馬乗鞍岳スキー登山
2018-04-02


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1月から3月までスキーを履いたのは2回だけ。本格的な滑りを味わうこともなくシーズンが終わりまた来年まで長いブランクができる。膝の痛みは少しは残るが歩行には問題なく、登山にも支障がない。但しスキーだけは咄嗟の動きで関節に影響があると考えて踏みきれなかった。既にブランクは2015年を最後に中2年になる。意を決して行こうと決めた。
 行く先は白馬乗鞍岳だ。乗鞍岳は未経験であるが天狗原までなら蓮華温泉と朝日岳スキー登山のため数回は行った。天狗原から1時間ほどで登れる。
 3/31の17時天白を出発。名古屋ICまでは絶好の行楽日和かクルマが多く渋滞気味だった。入線は18時前になった。
 東名から名神にかけてもクルマは多めで小牧JCT手前からとうとう渋滞になったが中央道へは空いている。恵那SAに着いたのは18時50分。
 夜空には春満月が明々と浮かぶ。何と恵那山の真上にあり、黒々とした恵那山を明るく照らす。天照大神の胞を埋めたという伝説が彷彿する。春満月は恵那山トンネルの手前まで見えた。そして伊那谷に出ると今度は南アルプスの上に出ている。
 中央道から長野道へ入り、梓川SAで一休みする。安曇野ICから出てR19経由で白馬方面へ走った。周囲には雪の断片すらないが、夜目には高々と北アルプスの白い嶺が並ぶ。
 白馬村からさらに小谷村へ。白馬駅前のにぎわいを過ぎると途端に灯が消えたように暗くなった。行き交うクルマはなく栂池スキー場へ走る。心細いほど暗い山道をくねくね走ると雪明かりでほっとするようなエリアに出た。まだ10時前だが通りは宿の灯が消えて寂しい。スキーブームが去ってボードが支えている。少子高齢化は観光地にも影を落とす。
 駐車場には9時55分着。梓川SAで車内を片付けておいたからシュラフを広げて寝るだけだ。
 4/1朝明るさに目覚めると5時。早過ぎるが二度寝すると起きられなくなるのでシュラフを片付け、荷物室を整理。寒いので羽毛ジャケットを着る。食事の準備をした。昨夜買っておいたアルミ鍋の天ぷらうどんを温める。それを食べながら寿司をつまむ。終わると服装の準備だ。羽毛ズボンの上にオーバーズボンを履くと準備は終わった。次はパッキングだ。7時、ゴンドラ乗り場へ偵察に散歩する。まだだれも居ない。そのうち7時30分になったのでチケット売り場に行く。1920円。長野県所定の登山計画書をプリントアウトしたものを添えてチケットを購入。8時にゴンドラが動き出す。
 終点駅でいったん下車して、スキーを履いて、ロープウェイ乗り場へ滑る。また外して並ぶ。自然園駅に着いたのは9時7分だった。1829mとあった。駅舎を出る前に小谷村の山案内人から登山者向けの注意喚起があった。ひよどり峰は雪崩やすいので登らないで欲しいこと、直下の林道滑降は雪崩の常習地帯があるので立ち止まらずスピーディーに行動して欲しいとのこと。また雷鳥が白馬乗鞍岳に向って移動中なので脅かさないで欲しいとのことだった。3月初旬に行方不明になった人がいるので帽子など所持品と思うものを見つけたら連絡して欲しいと言われた。
 9時35分、外の雪面でスキー板にシールを貼って、いよいよ出発だ。尾根に移ってシールを効かせながら歩く。20分ほどで息が切れるので休む。持ち重りする食べ物を飲んだり食べたりする。朝食は6時ころだからもう3時間は経過しているからだ。特に林檎は美味しいし重いので休むたびに食べた。また少し登っては休んだ。2204mの天狗原とは比高375mで1時間強程度。高度計を見ると2000mを越えたら急に力が湧いた。
 11時7分天狗原に到着。ここで小休止、11時20分出発。急斜面に取り付く。シールを効かせながら登る。一気には登れず、呼吸を整えてまた前進をくりかえす。何とか端っこに着いたが山上は広々している。

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