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「記録的な大雪で車の立ち往生が続いた福井県の国道8号。付近の高速道路の通行止めや大型車の脱輪、タイヤが空回りする現象が相次ぐなど、さまざまな状況が重なり、立ち往生を招いたとみられている。専門家は「余裕を持った対応が必要」とする。
国土交通省などによると、大雪の影響で、5日夜から北陸自動車道の一部区間が通行止めとなり、併走する国道8号に大量の大型車が流入。国道8号は片側1車線の区間も多く、交通量の増加とともに、車が進みにくい状況となった。
さらに6日午前9時ごろには、福井県あわら市熊坂で大型車が脱輪を起こし、渋滞が発生。この間も積雪量は増え続け、タイヤが雪に取られて動けなくなる「スタック」を起こす車が国道8号上で相次いだ。これらの状況が重なり、約1500台の車が立ち往生したとみられている。」
以上
五六豪雪以来という豪雪になった。被災者にはお見舞い申し上げます。
自衛隊の救助活動には任務とはいえ感謝したい。地元の民家でも食べ物などを差し入れたり助け合われた情報を見ると日本人のよさを感じる。また山崎パンは立ち往生したトラックの荷のパンを無償で配布されたという。困った時はお互い様の精神を再確認して心温まるニュースだった。
メディア各社の動画を見ていると自然災害と人災の両面に原因があると思った。北陸道が早々と全面的に通行止めにしたらまずい。一気にR8に流れ込んだ。立ち往生の原因になった。
なにしろ、物流の動脈の要なのだからね。一車線だけでも確保するべきだった。これも民営化の悪影響かも知れません。コストのかかる除雪作業を先送りすることで利益を確保できるからだ。
一方で、R8は国費で除雪するが、北陸道からの迂回までは想定していなかっただろう。
かつて五六豪雪の際は物流が寸断し岐阜県白鳥町は陸の孤島と言われたことを思い出す。工事中だった東海北陸道の開通が待たれたものであった。
緊急時は自治体を中心に高速道路会社、国などが連携をとることを期待する。県境の峠越えの道路は多くないからだ。足もとを知悉した自治体の役割は大きい。
これは余談ですが、五六豪雪では通常なら三月半ばで閉鎖するところ4月初旬まで国見岳スキー場が営業していた。虎子山へもスキーを脱がずに登山し、枝がみな雪に覆われて快適に滑降できたことを思い出す。
追記
2月9日未明に立ち往生は解消したという。お疲れでした。
今度は気温が上がり、降雨、雪崩や落雪が心配されている。その後はまた大雪だという予報がある。しばらくは気の休まらない日々が続く。体調に気をつけて頑張ってもらいたい。
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