残雪と緑なす山々のうた
2015-05-19


4/26 伊吹北尾根

春尽きて伊吹北尾根歩き初む

山路来て一人静のひそと咲く

清浄な草地に伸びし土筆摘む

5/1  天蓋山

奥飛騨の山みな雪を残しけり

白樺の道にたっぷり雪残る

四囲見ゆる天蓋山ぞ飛騨の春

春光に溢るるごとし山之村

5/3  瓢ヶ岳

笹枯れの山道を行く瓢ヶ岳

円空の歌の話して長閑さよ

毘沙門を見つつ耕す老農婦

5/4〜5/6 村尾根を2回トレース

尾根からのデブリ落石春雪嶺

残雪の谷を隈なく捜索す

雪解谷靴履きしまま徒渡る

捜索の手がかりを得ず夏来る

5/17 タンポ

さわやかやのりこし峠より登る

筒鳥の樹林に鳴くや西台山

ぶな林の地表を覆ふ破れ傘

老鶯の近くで聞けば澄み渡る

樹上より懸垂下降の毛虫かな
[短歌&俳句]

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