大鹿村中央構造線博物館見学
2013-11-01


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今日は未明に起きて、長野県伊那谷界隈を走り回った。JACの日本三百名山に使用する写真取材である。明日以降しばらく天候不順ということで今日決行した。
 目指したのは飯島町の道の駅「花の里 いいじま」だ。松川ICを降りて、何とか道の駅に着いたのは午前5時だった。まだ暗いのでシュラフをかぶって仮眠する。気温は恵那山トンネルの出口で5℃とあったから名古屋人には寒い。
 夜明け前に起きたかったが、時計を見ると6時50分で明るい。それに結構ガスっぽい。今回も撮影にはダメかと、嫌な感じがする。隣のコンビニでおにぎりとおでんを買って食べる。
 道の駅の西は仙崖嶺、南駒ケ岳、空木岳がかぶさるように迫ってくる。山岳写真には絶好の位置にある。真の狙いは南アルプスの奥茶臼山であるが、天竜川から揚がる川霧の所為で靄になって見えにくい。
 そこで移動しながら、まず、東に下って見ると、池があり、池面に逆さ空木岳が写っていい感じだ。2台のカメラで何枚も撮影する。冠雪した頃、残雪の頃にまた来て見たい。次はR153に下って、天竜川を渡る。川霧が湯が流れているかのように見える。望岳荘を見て、地元で道を聞き、陣場形山にドライブする。中腹は黄葉できれいだ。山頂にはキャンプ場があり、ちゃんと水場もある。水はどこかから引いているのだろう。Pから数分の登りで頂上だ。展望は絶佳。かなり以前にきたことはあるが初見のような新鮮な気がした。
 西は中央アルプスの眺望が欲しいままに得られる。特に仙崖嶺から空木にかけてが圧巻である。木曽駒はやや北よりなので小さく見えるのが難点である。東はやや木が茂り、逆光もあって、甲斐駒、鋸、塩見、赤石などが垣間見られる程度。近寄り過ぎて視野が狭くなる。伊那谷の俯瞰は素晴らしい。
 軽トラの地元民がなにやら採取している。聞くとセンブリという。せっせせっせと取るのでここは群生地らしい。こんなに多く取れたのは初めてとも言われた。千回振っても苦い、からセンブリである。「センブリ 伊那谷」でググって見ると地元の人らしいツイッターがヒット。今年は多いと呟いている。
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 そうなんだ。
 寒いので下山する。南向きに走るとやはり本命の奥茶臼の撮影は絶望的なので、また道の駅「いいじま」に向かった。10時前に着く。この時間で帰名する手はない、と考えた結果、大鹿村に向かう。とりあえず、道の駅の売店で地元産の蒟蒻、きのこ、鶏卵、里芋、昼食用に山菜おこわなどを購入した。コーヒーも飲んだ。気を取り直して大鹿村に向かう。
 一旦、松川ICまで農免道路を走って南下する。ICから来た道通りにに走る。再び天竜川を渡る。いつか来た道を走ると大鹿村だ。まっすぐに大鹿村中央構造線博物館に向かう。
 この何もない山村は特異な地質を調べ上げて観光資源にしているのだ。たかが岩石と言う勿れ、地味な岩に何万年前の日本列島の活動の歴史つまり自然史が刻まれている。中央構造線はこの村の観光資源なのである。この村にはもう一つ大鹿歌舞伎があるが、たかが300年余りに過ぎない。それにこの村の大西山と青田山の下をリニア新幹線が貫通する。今月は説明会だったらしい。
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