飛騨・滝ヶ洞山を歩く
2009-10-04


禺画像]
午前5時半過ぎ、同行のHさんが来た。東海北陸道・飛騨清見ICを出たのは8時過ぎであった。ICの近くで午前5時頃から待っていたU氏と合流。まずはU氏の持ち山の探索に行く。何でも仲間内で山林を買ったらしいが一向に手入もしないで放置しておいたそうで林道は藪が茂り、山の植生も育ちの悪い2次林であった。これではキノコも生える隙間がない。区分外の山の尾根に登り、持ち山を遠望。沢筋よりも尾根筋の方が近づきやすいことが分かった。
 尾根を下りつつ、キノコ狩りする。「ねずみたけ」が見つかった。子供の頃に採ったかすかな記憶だけである。ホウキタケが正式名で「ねずみたけ」はICの近くの食堂のおばちゃんに教えもらった名前。もちろん食用。他に「ほこりたけ」も見つけるがこれはX。後怪しいのが1個見つかる。おばちゃんの選定眼では食用?。
 素人キノコ狩りは午前中に完了。食堂で食事後、U氏と別れ、滝ヶ洞山に向った。R158から小鳥峠に向かい、右側の林道入口を探す。何箇所かあるので分り辛い。一旦は地形図で一番はっきりした林道まで行く。そこからUターンして徐行で清見ICへ下りつつ行くと地味ながら見つかった。傍らの地図にも滝ヶ洞の名前が入っていた。チエーンで閉鎖されているので車を置いて12時35分出発。傾斜の余りない林道をドンドン登る。右へ別れるが出合いが早すぎるのでパスする。(これが計画のコースの林道だった。そして地図の最初の分岐は不明なまま)
 ほぼ直線に登るので折々地形図でチエックしたがもう分岐はないので登り切ってしまおうとコース変更。途切れそうになりながらもかなり高い所まで続いて不安になり適度な尾根を試しに直登してみた。樹林の隙間から背後に三角錐の滝ヶ洞らしいのが見える。このまま登るとどうも1233m標高点に行きそうだ。稜線でつなぐ案も浮ぶが下って登り返した。  
 尾根の取り付きに戻ってしばらく廃道となった不安定な林道を歩くが平坦な所で終点になる。近くに青空も見えて稜線はすぐに見える。傾斜のきついボサ尾根を登ると果たして山頂との吊り尾根のピークに着いた。もうすぐ目の前である。ここからはボサを除けながら東峰を経て三角点のある西峰に14時40分に登頂。1233mへの試登がなければ1時間半程度か。
 古い山頂標が一枚あるだけの質素な山頂に満足。但し樹林が茂って眺望はない。落葉期ならいいだろう。少し西に寄ると猪臥山、漆洞がよく見えた。角度を変えると槍穂高連峰、笠ヶ岳などの北アの山も見える。休憩後15時に東峰に突き上げる尾根を下降。途中では白山らしい山も見えた。ひどいボサをしのぎながら下ると林道へ降りた。左へ下ると地形図の林道と合流し、登りにとった林道とも合流した。
 行き過ぎた林道を登って結果オーライであった。ボサのない林道は結果的に早く高度を稼ぐ。回り道のようだがこれで良かったのである。因みに下山は1時間ジャスト。
 まあどうと言うこともないボサ山でしたが気になっていた一山ではある。
[飛騨の山]

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