朝のポタリング〜遠くの喫茶店へ新聞を読みに行く
2017-02-25


自宅に居ると運動不足になりやすいので久々にポタリングで近辺を走り回った。帰路は入ったことがない喫茶店に立ち寄った。もちろん、モーニングのパンは断る。減量を心掛けているが一向に減らない。膝痛も一進一退だ。今のところ、飲み薬が効能を著すまでの我慢だ。
 新聞に目を通しても明るい話題はなし。東芝はメモリ会社を分社化して株式を売った利益で赤字の穴埋めにするらしい。徳俵一枚の攻防戦を見る思いだ。
 安倍政権を引きずりおろそう、河村市政を批判したり、あえて民意で選ばれたトップの政治に背く記事が多い。
 本山市政は行政の停滞を招いたし、松原市政はハコモノ重点且つ内内の決定が多かったと記憶する。
 これに対して河村市政の人気の秘密はヤフー知恵袋から借りると
「孔子は言った。人々を頼らせることは容易だろう。しかし、理解してもらうのはむずかしい。 」
意味は「為政者たるもの、民に信頼され親しまれるように努めなければいけない、しかしその気持ちをわからせるのは難しい。」
と言ったことだろう。有権者に分かりやすい行政手腕が批判的に報じられているわけだ。
 自分の報酬を下げだけでなく、更に市議さんたちの報酬、市職員の給与までカットした。10%の減税公約の原資とした。実施できたのは5%だったが公約は果たした。これは分かりやすいが、ポピュリズムの批判も受けやすい。大衆迎合主義である。かつて佐藤栄作がマスコミを嫌ったのと同じでちょっとした隙を突いて批判合戦を繰り広げるから為政者にはたまったものではない。
 河村市長への批判の文脈を言い換えると
 思いつき・・・・ひらめき、アイデア、独創
 思い込み・・・・政治哲学、信念
 減税廃止・・・・増税、報酬アップ、給与アップで財政悪化
 減税は金持ち優遇・・・・貧乏人も少しは負担せよ
 減税を廃止して福祉に回す・・・・子育てを優遇
 
 対立候補の岩城氏との確執もあるのだろう。
「関係者によると、5月に解任された前副市長で弁護士の岩城正光氏は、和解案を受け入れるよう市長を説得したことが解任につながった一因という。副市長は現在1人で、来春の市長選まで空席となる見通しで市政への影響は大きい。

 岩城氏は6月の自民市議の市政報告会で「昨年から和解案を受け入れるよう河村市長を説得したが、応じてもらえなかった。自らの判断で生じた(費用が増加したことの)責任を取っていない」と市長を批判した。」(2016.7.15読売新聞)

 名古屋市の市長がそんなに自由に職員を振り回すほど独断専行する権限があるのだろうか。まして、工事を中断して再考を促す判断が市長の責任一択というのは名古屋市の副市長として報酬を得ている身分でこの説得(進言)は利益相反にもなる。名古屋市に税金を支払わせ、日立製作所側の弁護士に勝たせる行為は公職の身分の逸脱のそしりをまぬかれない。
 しかし、岩城氏を批判する論評は見たことがない。結局、これは、ポリティカル・コレクトネスなんだな。
 岩城氏の弁護士活動で培われた正義感と弱い立場の人をサポートする人権主義はメディアの立場と一致する。
 争点は減税廃止か。選挙戦は競り合いになるだろう。
 名古屋城の木造で再建する計画は支持する。減税で利益を得た市民が寄付する、ふるさと納税の仕組みを生かせないか、国内産木材市況を活性化させるなどが理由。
 鉄筋コンクリートの建設は寿命が来た際は廃棄処分になるが木材なら廃材再利用が可能だ。伐採後も植林すればまた育ってくる。ところがセメント材の石灰岩は採掘しても再生はできない。藤原岳や伊吹山の採掘場を見ると痩せる一方である。鉄鉱石も同じ。木造は山の景観保全にも環境にも優しい。実は火災にも強い。
 と山のことに落ち着いたところでペンを置く。
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